芝浦工業大学・大宮キャンパス「ダイバーシティ入門」にて、ゲスト登壇いたしました。

芝浦工業大学・大宮キャンパスで実施された「ダイバーシティ入門」にゲスト登壇し、「セクシュアリティの多様性」をテーマに、基礎的なお話から、レズビアンとしての自分の体験談、最近のTVドラマの話題、今後の課題などについてお話をいたしました。

終盤、グループに分かれて感想を話し合う学生のみなさん。「普通、当たり前ってなんだろう」「私、高校で習ったことがある」など、賑やかな交流が広がっていました。

以下、「公開OK」の感想をご紹介します。

「私は今まで同性愛者の方に出会ったことがなかったので、新鮮な意見が聞けてとてもよかったです。自分の性に対する価値観が増えました」

「LGBTという言葉を使うことによって、その方を異性愛者と分けているような気がしてしまいました。LGBTを取り上げられる風潮になってきたのは良いことだという意見もありますが、私はLGBTがLGBTという言葉を使われなくなるくらい区別されなくなれば良いなと思いました」

「授業内で行ったアンケートでの同性婚への賛成が4分の3近くあったことに驚きました。自分は同性婚に賛成ですが、賛成と反対で半々くらいに別れると思っていたので意外でした」

今回は授業中に、同性婚合法化についてアンケートをとりました。赤いエリアが「同性婚賛成」、緑のエリアが「分からない」、青のエリアが「同性婚反対」です。約70名の学生さんのうち、3/4が賛成という結果になりました。

予想以上に「賛成」が多く驚きましたが、「分からない」という方が1/4いることを考えると、継続的な教育・啓発の機会の必要性を感じます。大学入学前にLGBTや性の多様性に関する授業を受けた経験について尋ねたところ、全体の1〜2割ほどでした。

授業終了後、色々と質問をしにきてくださった学生さんも。皆さんの熱心な姿勢にとても刺激をもらいました。
ありがとうございました。